ガンドキャッチ、シイラは沈黙

能登ロックショア釣行記
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2か月ぶりのロックショアである。今年の夏は異常な暑さだった。9月半ばになっても今だに30℃を超える日が続いている。

能登外浦の表面水温をネットで調べると平年よりも3℃も高く、9月初め時点のピークでは水温30℃と南西諸島と同等の水温と驚きであったが、9月半ばに差し掛かりようやく水温は27℃ほどに下がってきた。だが、これでも平年よりは半月程遅れての水温であり、これからのヒラマサシーズンも送れる可能性がある。

ヒラマサに関しては、既に産卵を終えて体力は回復しているものと思われ、あとは海岸線に寄って来る条件待ちである。だが、当然ではあるが魚の生態は様々な要素が複雑に関わっていると思われるので、予測は困難である。推測だが、北の海に行くほど、エサは豊富にあると思われるので、ここまで水温が高いとなると、例年よりも北上している個体が多いのではと思っている。とはいえ、九州では夏でも沖ではヒラマサが釣れているので、近い海域に留まる固体と長距離を移動する固体がいると思われる。例えばブリの場合はある程度回遊ルートは調査されており、夏場は北海道まで移動し、冬場は九州の海域に戻り産卵しているようだ。
『一般にはブリは春から夏にかけて九州沿岸海域から太平洋、または日本海を通って北上を始め、オホーツク海あたりまで回遊、秋になると南に転じて産卵場所である九州南海域などの産卵海域を目差す。』ショア青物ゲーム Webサイトより引用

とにかく自然での遊びは謎だらけなので、釣れる釣れないにかかわらず、例年と比べてどのような違いになるのかこれからのシーズンが楽しみである。

今回はシイラ狙いで釣行。海況は潮の流れが特に早く釣り終了まで緩むことなく早い流れのままだった。このポイントは潮が緩んだタイミングでのヒットが多く、潮が緩まないとジグを着底させての狙いのコースを引くことが困難となる。
朝まずめ、近くでサヨリが数十匹一斉に跳ねる。ベイトは豊富だ。潮下の近い場所でコヅクラが数回あたり、一回ヒットするがフックアウト。かなりの数が群れでいると思われる。近くでもバイトが二度あるがのらず。遠投しての数ジャーク目にチェイス&バイトでガンドがヒット。自作ルアーでガンドをキャッチ。ガンドは夏でも釣れ、年々増えているように感じる。ヒットしたガンドは本当に元気が良く磯に上げた瞬間、釣り針から外れてしまい勢いよく跳ね回り、あわやオートリリースになりかけたが、磯の窪みに留まり、観念したのか僕は美味しいから食べてくれと言わんとばかりその場におとなしくなっていたため、持ち帰ることにした。

このガンドは油が多くのっていて、潮汁にするといい出汁と油が出て最高においしかった。やはり元気で肥えた魚は、食べるとうまい。帰りの道中にイカを釣り、海鮮丼にして食べた。

それにしても手前味噌だが、自作ルアーはよく釣れる。水面に近いところをきびきびと泳ぐのが釣れる理由だろうか。チェイスだけで終わることの多いこの釣りだが、このルアーはチェイスの後、ヒットに持ち込める確率が高いように感じる。

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