ヒラマサ狙いにおすすめのルアー

道具の紹介
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青物用ルアーは大別すると、ダイビングペンシル、ポッパー、シンキングペンシル、ミノーとあります。私の中で使用頻度が最も高く、ヒット率も高いのがダイビングペンシルです。
この記事では、オススメのダイビングペンシルを紹介いたします。

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マリア ラピードF190

飛距離    5点
操作性    5点
アクション  4点
価格     4点
入手しやすさ 5点

とにかく良く釣れるルアー。操作しやすく、ミスダイブは起こりにくく、よく飛び、ラフウォータ、ベタナギと状況にかかわらず魚への反応は抜群によい。しかも、手に入りやすいと文句のつけどころのないルアー。私もこのルアーで沢山いい釣りをさせてもらっている。独断と偏見で、改めてこのルアーを批評してみると、このルアーの泳ぎは決してきれいな動きとは言えない。バランスを左右に崩しボディ側面を交互に上に向けながらの、回転系の動き。(ウォブル動作は控えめで、復元力の弱いピッチのゆっくりなロールアクションしながらの振れ幅の大きいアクション)青物の動体視力はどのくらいなのかわからないが、例えば、規則正しい動きのルアーは、動きを予測しやすいので、焦点を合わせやすく、これがルアーなのか、餌なのか、短時間で判断しやすく、その結果として、見切られる率も高いように思う。ところが、このルアーは、泳ぎの規則性は高くなく、それよりもランダム性の動きが強いので、焦点を定めてルアーを捉えることが難しいように感じる。これがこのルアーの青物への見切られにくい理由であり、だからこそ多くのバイトを引き出せるのかもしれない。また、よくみるベイトであるカタクチイワシの泳ぎは、スーと直線的にスライドした後に、ブルブルと身体を震わせる動きであるが、このスーとスライドする動きが、このラピードでも潮流を受けることで時折、発生する動きであり、これが魚への捕食スイッチを入れているのかもしれない。(ちなみにマイワシやアジの泳ぎは体をくねらせて泳ぐウォブル動作に近い。トビウオの泳ぎはカタクチイワシに近く直線的。) 

とにかく、初心者でも簡単に操作できて、釣れてしまうのがこのルアーの凄さである。それ故に、ある程度の経験を積むと、このルアーでは物足りなさを感じてしまうこともある。私の考えでは釣りというのは漁とは違い、あえて非効率なやり方で、魚との関わりを楽しむことだと思っている。だからこそ、ある程度このルアーで釣果を得たら、このルアーからは卒業し、他の様々なルアーに触れた方が釣りは面白くなるように思う。とはいえ、私もどうしても魚を釣りたいときや、ボウズを回避したいときは、今でもこのルアーのお世話になっている。オススメのサイズはF190、カラーはホログラム系、クリアがあれば、ほとんどカバーできる。

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パームス グランバイツ ラッシュダイブ160F


飛距離     4点
操作性     4点 (バランスはフロントフックとテールフックの間)
アクション   5点 (ウォブルと、ロールがバランスよくあり)
価格      4点
入手のしやすさ 4点 

サイズ展開は、140mm、160mm、180mmと3つあり、今回使用したのは160mm。前述のラピードF190(190mm)と比べた場合、飛距離はラピードF190の方が上であり、操作性、ミスダイブのしにくさもラピードが若干上と感じたが、泳ぎの安定性(再現性)はラッシュダイブが上と感じた。ラッシュダイブは、ただ巻きするだけでもS字のウォブリング主体の安定した泳ぎであり、海面からも飛び出しにくい。泳ぎが安定しているということは逆に言うと、イレギュラーな動きが起きにくいことであり、状況によっては魚に見切られることがありそう。だが、そこは釣り人側が意図的に操作に変化を加えてルアーが単調な動きにならないようにすることで対応できる。ただ巻き、ショートジャーク、ロングジャークと緩急付けることも泳ぎの安定しているこのルアーなら特段難しくはない。このルアーを扱う楽しさは、意図せずにルアーが勝手に起こすイレギュラーアクションで釣れたのではなく、意識して狙った動きを演出して釣ることだ。それに素直に答えてくれるのがこのルアーだ。オススメのサイズは、飛距離、泳ぎのバランスがよい160mm。ボディにボリュームがあるのでサイズの割にアピール力は高めだ。180mmを快適に扱うには、HHクラスのロッド(~120gのプラグが使用できるモデル)がよい。140mmはスモールベイト対策にオススメ。カラーは、私の場合、ホログラム系、クリア、視認性よいもの(チャート、グロー)の3種があれば、特に問題ないと思っている。

パームス(PALMS) グランバイツ ラッシュダイブ 160F

デュエル ハードコア バレットダイブ 170mm

飛距離     5点(重心移動あり)
操作性     3点(バランスがセンター寄り、ダイブ角度小、ヘッド大きい)
アクション   4点(ウォブル主体、ロールは少なめ)
価格      5点
入手のしやすさ 5点

サイズ展開は、140mm、170mm、200mm(後から追加)と3つあり、今回使用したのは170mm。ぶっとびポッパー、バレットブルのシリーズとしてこのバレットダイブも飛距離をアピールポイントとしているが、他ダイペンと飛距離を比べた場合、その差は若干上回るくらいでバレットブルほどの驚きは感じない。そもそも一般的にダイペンは後方重心のものが多く、キャスト時は重りが前になり飛行姿勢が安定し、飛距離が出やすい。なので、バレットダイブといえども、他のダイペンを凌駕するほどの飛距離を出すことは難しい。ただ、バレットダイブの特筆すべき点は、重心移動が搭載されていることでアクションのときは重心がセンター近くになり、これによって、センターを軸にしたウォブル動作が起きることである。一般的に、飛距離優位の後方重心では、アクションは後方を軸とした、大きな振れ幅と回転を織り交ぜた激しいアクションになることが多い。ところが、バレットダイブは重心移動により、キャスト時は後方重心により良く飛び、アクション時はセンター重心による端正なウォブルアクションを両立している。ここがこのルアーの強みであると私は思っている。ラピードとは性質の異なるアクションなので、ルアーローテーションに組み込むことでさらにバイトを引き出せるかもしれない。
また、このルアーにはラトルも入っており、音でアピールもできる。音は遠くの青物に気づかせる効果があると言われているので、様々なシチュエーションで試してみたい。カラーは、私の場合、ホログラム系、クリア、視認性よいもの(チャート、グロー)の3種があれば、問題ないと思っている。

デュエル(DUEL) ハードコア バレットダイブ 170mm


ガチペン160

飛距離     5点(重心移動なし。後方重心)
操作性     4点
アクション   4点(後方を軸にした振幅と回転)
価格      4点
入手のしやすさ 3点

サイズ展開は、130mm、160mm、200mmと3つあり、今回使用したのは160mm。後方重心で、かつ空気抵抗を受けにくいテール形状も相まって飛距離は文句なし。泳ぎもキビキビとしてロッド操作に高レスポンスであり魚から好反応が得られそうな動きだ。ただ、難点はボディの強度が低いように感じたことである。キャストのとき磯場で岩肌にこのルアーをぶつけてしまったことがあるが、真っ二つに割れてしまった。(貫通ワイヤーは切れることなくしっかり残っていた) 主観だが、割れた断面を見るとボディの補強が少ないように感じた。一般的に飛距離とアクションを向上するためには、ボディはできるだけ軽くして、重りは比重の高いものを集中配置(軽いところと重いところのメリハリをつける)することだと思っている。しかし、これにはデメリットもあり、軽さを追及すると、強度が損なわれてしまうことだ。とはいえ、このルアーは仮に強度が高くなかったとしても、その欠点を補って余りあるほど飛距離、アクション共に優れており、魚がよく釣れるルアーであることは確かである。私もこのルアーのおかげで思い出に残る魚をキャッチさせてもらっている。今回、私が壊したのは、一例でしかないので、私の扱いが悪かった可能性もある。
カラーについて、ただえさえ手に入りにくいルアーなので、私はあまり気にしていない。カラーよりも飛距離とアクションを目当てにこのルアーを使用しているのでカラーはなんでもいいと思っている。

ブルーブルー(BlueBlue) ガチペン160 【釣り フィッシング 青物 シーバス シーバスルアー フローティングペンシル フローティング ペンシルベイト プラグ ハードルアー ルアー ブルーブルー ガチペン160】

マリア レガート F190

飛距離     4点(重心移動あり)
操作性     4点
アクション   4点(安定したウォブル)
価格      4点
入手のしやすさ 5点

このルアーを使用した途端に、無反応で気配の感じられなかった状況から、突如として魚から反応が得られることがある。このルアーには、そんな効果があるので、引き出しの一つとして持っておきたい。使い方は、メーカー説明にも記されている通り、高速リトリーブのアクションが水面での動きが速いベイトを捕食しているときや、日中・ベタ凪時の警戒心が高まるタイミングに効果的となる。その際、レンジコントロールのためにロッドを立てて、水面に近いぎりぎりのところを引き、たまに水飛沫を上げてルアーがバランスを崩すような操作をすると、バイトを引き出すのに効果的だ。腕は疲れるが、リールを巻きながら連続でショートジャーク(ノンストップジャーク)をやりつづけることも効果がある。とにかく見切られにくいアクションを意識してせわしなく動かすのがこのルアーの性能を引き出す方法だ。こういった操作をしてもこのルアーは安定性に優れているので、動きが破綻したり、水面を飛び上がるような動きになりにくい。しかも、ラピードを操作するように通常のジャークにも対応するのでシーンを問わずに活躍できるルアーだ。

好き嫌いが分かれるところは、このルアーはセンターバランスのため、ジャークした後のアクションを止めたときのルアーの浮上時の姿勢は水平に近く、水平姿勢では垂直方向に背面の大きな面積が抵抗となり、浮上の速度は垂直姿勢のダイペンよりもゆっくりになる。浮上が速い垂直姿勢のダイペンをダイブ、ジャークとテンポ良く操作するのが好きな人にとって、このルアーは合わないかもしれない。

飛距離について、アクションのときは、センターバランスに近いが、キャスト時は重心移動により後方重心になるため飛距離は申し分ない。ウッド製のものにもセンターバランスのものがあるが、ウッド製で重心移動が備わっているものはあまり無いと思われるので、レガートの方が飛距離が勝る。

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