サラシの中からガンド

能登ロックショア釣行記
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最近、心境が不安定なためにブログを書くのが遅れている。このブログによって能登の自然の素晴らしさや釣りに対する姿勢、生き物に対する深い考えに繋がってもらえたらと思って書いている。というのは建前で本当は、自分の備忘録と文章にすることで思考が整理できたり、自分の心境を見つめ直すことができたらというのが本音かな。その中でサーバー代くらいの収益があれば助かるのだが、赤字続きなのが苦しいところだ。それで、最近は、なかなか記事を書く意欲が湧いてこない。心境も沈んでいるので現実から逃げるように誰もいないポイントに釣行する。自分の内面と対話する日々が続き、深みにはまっていくところをなんとか這い上がろうと気持ちを持ち上げて生きる毎日。

今年の不思議は、フクラギサイズが極端に少ないことだ。春から釣れるのはガンドサイズばかりである。同じ時期に生まれた個体が群れとなっていて、その後に生まれた個体とは群れが交わらずになっているのだろうか。魚の生態には謎が多い。ちなみにブリは尾叉長で0歳で43cm1.06kg、1歳で63cm3.86kg、2歳で74.9cm6.94kgの記録 (別冊つり人Vol.304 136ページより) とあるので、随分と成長の早い魚だ。ちなみにヒラマサはさらに成長が早い。

10/末 先日に相棒が90cmのブリを2本釣ったとの情報を受けて気合が入る。ここ最近は各地でブリが上がっているようだ。本日はなかなか渋くダイペン、ポッパーを使用し、サイズを190~130まで落とすが無反応。モンスターショット95mmの水面ただ巻きで一度バイトあるが、乗らず。その後、ランガンすると、沈み根の際で激しいバイトがあるが、フックアップせず。バイトは単発だけで追ってこないので、活性は低い。その後、60gジグのフルキャスト、ボトム付近でガンドクラスの重量感のある魚がヒットするが、寄せてくる途中でフックアウト。本日は波の周期が不安定で、波高も安定してなく、大きいのがきたと思ったら静かになったりと、風波のような感じで、よせ波と引き波の波長が長い感じ。まだ波が熟成されてない。もう少し波が安定すれば、いい感じのように思う。別のポイントに入った相棒は小マサとツバイソをキャッチ。

翌日は、昨日よりも激渋。魚もベイトも全く気配なし。いるんだと思うが、魚が冷静になっていてルアーに反応しにくい感じ。レガートに一度、バイトが出たが乗らず。諦めかけて、左右のサラシの中をラピード泳がせると、サラシの中からガンドが飛び出し、なんとかキャッチ。価値ある1尾。2日間でなんとかキャッチできたので、とても充実した。やっぱり最高の釣りとは、苦労の上に釣れた1尾だなと。これに勝るものなし。なかなか釣れないからこそ、毎週釣行したくなる。簡単に釣れるとすぐに飽きてしまうんだろうなと思う。

↓能登の岩場でよく見かけるハヤブサ。ハヤブサも我々と同じくロックショア好きだ。

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