大規模な土砂崩れ

能登ロックショア釣行記
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12/31 大晦日の釣行。

初めに入ろうと思ったポイントには、既に車が5台ほどあったので見送る。

転身場所として、シーバスとフクラギの爆釣ポイントを選んだ。

釣り場へのアプローチ道である緩やかな斜面を下降中、海の見えるところに差し掛かると、ワンドの中の左半分の水の色が茶色になっている。時化による底荒れかと思ったが、そうではない。川の水が増水しているにしては、あまりにも大規模な範囲が茶色である。違和感を感じながらも下降を続けると、大規模な土砂崩れの跡が視界に入る。そして、これから降りる斜面にも、横に何本も亀裂が走っている。これは恐ろしくなり、引き返した。私の知っている限りで、これで3箇所のポイントが、崖崩れ等でアプローチが困難になった。

後から見たニュースでは、今年一年、能登半島では地震が190回以上も発生しているという。これから先、さらに釣り場に入るのが難しくなる所が増えていきそう。これだけ地震が起きていると浮石や落石、地形の変化が起きていてもおかしくない。些細な変化を見逃さずに気を付けて釣り場に向かいたい。

今回は、初見のポイントでシーバスを狙い、運よく60cm程のシーバスをキャッチできた。ヒットルアーはK2F162。

タックルハウス(TACKLE HOUSE) K-TEN セカンドジェネレーション K2F162 T-3 162mm No.B103 コノシロ K2F162T:3

この時期は、サラシのど真ん中よりも、少し沖目の海面の安定しているところで、かつワンドの中でのヒットが多い。この時期は時化の日が多いので、さすがにサラシを好むシーバスと言えども、荒れすぎると深場に避難すると思われる。そして、時化が収まると徐々に岸に近づいてくる。しかし、時化が収まってからのタイミングによっては、射程範囲に魚が入っていないこともある。時化になると、シーバスは、岸からどのくらい離れた場所に避難するのだろうか。そして、時化が収まるとどのくらいの時間で岸に近づいてくるのだろうか。謎である。

最近、青物とシーバスを1本のロッドでやることが多くなってきた。それぞれのタックルを準備するのは面倒だからである。タックルの強さは青物に合わせてHHクラスなので、当然シーバスには過剰となるが、波の荒い状況で、ランカーサイズも楽々に抜き上げることのできるこのタックルは安心感があるので、これはこれで適したスタイルとも言える。難点は大型ルアーしか投げられないことだが、能登外浦のこの時期のシーバスは15~18cmのミノーに普通にバイトしてくるので、あまり問題にはならない。

この時期は、気温が冷蔵庫よりも低いので、魚の鮮度保持が抜群によくなる。さらに帰りは道端にある雪をクーラーボックスに入れていけばいい。

今年もやりたいことができた良い一年だった。何度でも今年と同じ一年をまた繰り返しても全然構わないと思えるならば、それこそ、今年一年、幸せな人生を歩めたということだろう。

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