ルアーの飛距離をアップさせる方法

知識・やり方
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ショアからのヒラマサ釣りでは、ポイントによってはルアーを遠くに飛ばすことで釣果に差が出ることもありますので飛距離は大切なファクターです。
遠くに飛ばせれば潮が流れているところにルアーを投入できるし、広範囲を探れるし、ルアーが水の中にいる時間を長くでき魚に気づいてもらいやすくなる。
しかし、その為に筋力アップやキャスティングフォームを改善することは、なかなか難しい。
そこで、手っ取り早く確実に飛距離アップできる方法を紹介します。

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飛距離アップ5つの方法

飛距離を出すには

  • メインラインを細くする(細くすることで風の影響を軽減できます)
  • よく飛ぶルアーを使う(後方重心で流線形のルアー)
  • 大口径スプールのリールを使う(キスの投げ釣りでは浅溝大口径スプールで200m以上飛ばす人もいます)
  • 長い竿を使う(腕を振る速度が一定なら回転半径が大きくなる長いロッドの方がルアーの射出速度が出ます)
  • ロッドのスイング距離を長くとる(バックスペースを大きく取ってスイング距離を長くとることで、ロッドを深く曲げ込み、その反発力を大きく使用できます)

等、いろいろと考えられますが、
メインラインを細くする方法以外は、道具が重くなり筋力が必要となります。という訳でメインラインを細くすることが最も手っ取り早く飛距離をアップできる方法ですが、欠点はメインラインを細くするとリーダーもそれに見合って細くしないとライントラブルが起こってしまう。しかも、リーダーを細くすると強力も下がってしまい大物とのファイトに不利となります。

細いメインラインに太リーダーを入れると起こる問題

キャスティングの際に、バックラッシュが起きてエアーノットができてしまう。バックラッシュを防ぐ方法としては、ロッドを前へ降り始める際にまずはルアーの重みが乗るまでゆっくり振りはじめ、ロッドにルアーの重みを感じて少しロッドがしなったら、あとは一定の速度で最後まで降り抜くことでバックラッシュの発生は防げますが、横風があったりすると、それでもバックラッシュが発生してしまうことがあります。そこで次の方法でこれを防ぎます。

エアーノット問題を解消した上で飛距離を出す方法

2つの方法を提案します。

1.メインラインとリーダーの間に中くらいの太さのスペーサーラインを入れる。

2.テーパーリーダーを使用する。

いずれもリーダーとラインとの太さの差を小さくするのでバックラッシュは発生しにくくなります。
しかし、それぞれのメリット、デメリットは異なりますので以下に説明します。

メインラインとリーダーの間に中間の太さの糸であるスペーサーを入れる


メリット

・スペーサーを100m以上の単位で購入すれば安価
・リーダーを好きな長さにできる

デメリット

・メインラインとスペーサーとリーダーを結束する為、2回結束することになり、結束部がガイド抵抗になり飛距離が落ちる。

スペーサーに用いるPEラインは下記のものがおすすめです。表面が滑らかなため、メインラインPEとFGノットで結束しての締め込みがしやすく強度も75%程安定して出ます。(5回の破断実測の結果、75%がアベレージでした)

テーパーリーダーを使用する


メリット

結束部が1回であり、また結束部の結びコブが小さくなり飛距離が出る

デメリット

既製品の為、リーダーの長さが決まっているスペーサーに比べると高価

おすすめのテーパーリーダー↓

サンライン(SUNLINE) ライン ソルティメイト・モンスターバトル テーパーリーダー 5m×2本 100lb60lb/#30#14

私もこれを何度か使用しておりますが、テーパーになっているため、当然糸抜けは非常によく、ライントラブルは起こりません。飛距離も出ます。高価なため、ここぞという釣りの際の切り札として使用しております。

まとめ

リーダーは5mあれば十分ならテーパーリーダーを選択する
それ以上の長いリーダーが必要ならスペーサーを選択する
同じ長さのリーダーを入れるならテーパーリーダーの方が断然飛距離が出るし、ライントラブルも少ない。

【参考】
ナイロンとフロロ、どちらの材質のリーダーも太くすれば摩擦には強くなるが、切り傷が入るとあっさり断裂することもある為、どちらも弱い。
私の経験上、岩質や岩角、フジツボに擦れるとリーダーの太さに関係なくあっけなく切れることもある。

飛距離重視ならテーパーリーダーの選択は可能性を高める。釣り場の状況によって選択したい。

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