開始一投目にヒラマサがヒット

能登ロックショア釣行記
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2025.9.23

3か月ぶりの青物釣り。釣り開始一投目、ラインを濡らす目的で軽く30mほど投げる。ジャークも久々なのでルアーが飛び出さないようゆっくりと行っていると、そのジャーク数回目にいきなりヒラマサがヒット。サイズはそれほどでもないが引きが強く磯際では縦横無尽に暴れまくる。ヒラマサは高水温の方が引きが強くなるといわれる。
ヒットルアーは自作ダイペン190mm。このルアーは春シーズンも活躍してくれて、魚への反応はすこぶるよい。

すぐに釣れたので今日はすごい日になるかもと期待したが、それからはチェイスも無く、静かな時間が流れていく。水面には小型のサヨリ、トビウオが跳ねる姿が時々見える。足元の磯際にはグレ(サイズ30cmほど)の群れが泳いでいる。

一向にトップに反応ないため、朝一釣れたのは居着いていた魚だったのかもしれない。それなら居着きを狙えばいいと、まだ探っていない、沖の沈み根を撃投ジグストライク85gで狙う。あまり水深を上げずにボトム近くを入念に探っていると根掛かりしてしまう。幸い、ロッドをあおるとすぐに外れ、底を切ると同時に明確なアタリ。
この魚も元気でよく引く。上がってきたのは朝一と同サイズのヒラマサ。撃投ジグストライクはお気に入りのジグでよく使っている。よく飛び、沈下は速く、潮流の速い場所で使いやすく、速いテンポのアクションもできるのがいいところ。

釣れたヒラマサは2匹とも、体色はイエローラインがあまりなく、色合いだけではブリと似ていた。イエローライン有無の違いについて、なにか要因があるのだろうか。

その後は自作ルアーをスイムチェックしていると一度チェイスがあったので回遊型もいそうだ。良型のダツも釣れた。

誰も来ないポイントで自作ルアーを使って釣れたヒラマサ。至福のときだった。

帰り道、風も弱く、波もなくなってきたので、少し寄り道をしてアオリイカを10杯ほど釣った。
既に正午過ぎで、どこも叩かれているかと思ったが、お気に入りのポイントは人が入ってなかったようでたくさんのアオリイカがいた。運がよかった。だが、不用意な釣り方でイカに余計な警戒を与えてしまってスレさせてしまった個体も多かったので、うまくやればもっと釣れたのかもしれない。

エギングはそれほど多く経験ないのだが、サイトでやっていると、切れ味のあるキビキビとしたシャクリをするとアオリイカはがばっとしっかり抱きついてくるが、シャクリに切れがないと恐る恐る近づいてきて、腕を伸ばして一瞬触るだけでなかなか抱きつかない。ヒラマサもキビキビとしたルアーに反応がいいのはアオリイカと共通している。それもその時々で条件は変わるんだと思うのだが。

ショアからのエギングで最も重要なのは竿抜けポイントを見つけることだと思う。人の入っていないポイントだと簡単に釣れ、その逆に人の入った後では釣るのはかなり難しい。特に勝負の早い磯場のポイントではその傾向が顕著だと感じている。

今回釣れたヒラマサがストリンガーにつないだ状態でいつの間にか死んでいて死後硬直でカチカチになっていた。脳じめも血抜きもできなかった魚を食べるのは久々だったが、なぜか今回のヒラマサは抜群に美味しかった。油が多くのっていて、身も太く旨味も強かった。美味しかったのはコンディションのよい魚体だったこともあると思うのだが、それよりも時期が関係しているのかもしれない。経験上、春と秋を食べ比べると、秋の方が油がのっていて美味しいことが多い。今回釣れたのは9月後半なのだが、ヒラマサはこの頃が最も美味しいのかもしれない。その理由は、産卵後の体力が回復しきったときで、かつ水温の高い一番元気のよい時期だから餌もたくさん食べていると思われるからである。よく冬は油が蓄えられて旨いという意見を聞くが、魚種によってはそれが当てはまらないと感じている。

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