近年、ロックショアでの青物ゲームは人気が高まり、私がよく釣行する能登半島でも例外ではありません。人気ポイントでは、日の出の数時間前から多くのアングラーがエントリーしており、日の出に合わせて向かうとすでに満員で入れない、ということも珍しくありません。
ポイント確保のための早起きや、真っ暗な磯で夜明けを待つ時間は正直つらいものです。また、実際に釣りを始めてからも周囲のキャスト範囲を気にしながらの釣りは思っている以上に疲れます。
しかし、人が多いということは、それだけ“実績があるポイント”である証拠。大型青物を狙うなら、人気ポイントは確かに手堅い選択肢といえるでしょう。
■もっと自由に楽しむという選択肢もある
とはいえ、釣りの楽しみ方は人それぞれ。
私の経験では、ブリ40〜70cm、ヒラマサ60〜80cmクラスであれば、能登半島では時期さえ合えば比較的広い範囲で狙うことができます。
人の少ない静かなポイントであれば、扇状に広範囲へキャストでき、自分のリズムで釣りを組み立てられます。魚を寄せるのも散らすのもすべて自分次第。だからこそ、その日の釣りを深く検証できるのです。
そして、何より“自分のお気に入りのポイントで魚を釣る”というのは、非常に充実した体験になります。
■まずは「狙いたいサイズ」を決める
ロッド選びで最初に考えるべきなのは、あなたが年間を通して狙いたい魚のサイズです。
能登半島で年間を通して釣りやすいのは
- ブリ:40~70cm
- ヒラマサ:60~80cm
これ以上の大型は“狙って釣れることもある”ものの、ポイントや時期がかなり限定され、年間30日釣行して1本出れば良いほうというのが私の実感です。
一方、小〜中型の青物は魚影が濃く、タイミングさえ合えば高確率で狙えます。
■ロッドの選び方|H or HH を軸に考える
私自身のロッド選びは非常にシンプルで、
- 通常:Hクラス
- 大型が出る時期:HHクラス
を使い分けています。
ただし、より自分にピッタリなロッドを選ぶなら下記の要素が重要になります。
- フィールド環境(足場の高さ・安定性)
- 必要な飛距離
- 根の荒さ、強引なファイトが必要か
- ロッドのしなり・身体への負担
- 長時間使用できる軽さ
- 3ピース or モバイルタイプの持ち運び性
ロックショア経験を重ねるほど、あなたの“理想の一本”が見えてきます。
私は特に以下のような特性のロッドを好んでいます。
- 飛距離が出る
- 糸抜けが良い
- 10~11ft のレングス
- キャスト後の収束が速い
- 粘り強いバットパワー
糸抜けの良さとキャスト後の収束が速いことは
ライントラブルの減少と小型プラグのキャスト性向上にもつながります。
例:
- ランナーエクシード110H
- ドラッガーブレイクスルーHH
小型〜中型を狙うロッド【最も釣果につながるカテゴリー】
小〜中型青物(〜70cm)を最も釣りやすく、
使用プラグは 130〜160mm が中心。
ベイトが小さい年はスモールプラグが非常に強いので、このクラスのロッドがもっとも出番が多いです。
▼おすすめロッド
- ドラッガーMX100MH
- ランナーエクシード102M
- コルトスナイパー S106MH
- ミュートスソニオ100M
大型専用ロッド【180〜230mm 以上のプラグを使う方向け】
「小型は要らない、大型だけ」を追うアングラーなら、
180〜230mm以上の大型プラグをしっかりキャストできるロッドが必要です。
ロックショアは自然が剥き出しのワイルドなフィールド。
ヘビータックルを限界まで振り切ること自体が、ひとつの爽快な体験にもなります。
▼おすすめロッド
- ドラッガー XH
- コルトスナイパー XH
- ミュートスアキュラ HH
※もちろん小型青物も釣れますが、タックルが重いため長時間の釣りは体力勝負です
。
中型〜大物まで「1本で対応」できるロッド【最もコスパが高い】
私が個人的に最もおすすめしたいのが、
160mm〜230mmまでカバーでき、10kgオーバーにも対応できる万能ロッドです。
▼現在私が使用しているロッド
- ランナーエクシード110H
- ドラッガーブレイクスルーHH
いずれも春と秋のハイシーズンをこれ1本で通すこともあります。
これらは、
柔らかいティップ × 強力なバット
を持つロッドで、140mmのスモールプラグも扱えます。
パワークラスはドラッガーブレイクスルーHHの方が1段上であり、厳しい場面で強引なやりとりができます。しかしその分、体力面でも負担が大きくなります。
ジグは 60〜105g を問題なく使用でき、年間通して これ1本で完結できる性能があります。
特にドラッガーブレイクスルーHHは、
- キャスト後のロッド収束が非常に速い
- ティップ、ガイドへの糸絡みのトラブルがほぼ無い
- 小型プラグも投げやすい“張りすぎない設計”
- 曲げ込んだときのバットパワーが強烈
など、磯際の攻防で本当に頼れる一本です。
■ライトでも大物は釣れる。ヘビーでも切られることはある
強いタックル=大物が釣れる、
弱いタックル=釣れない
というわけではありません。
ライトタックルでの超大型のキャッチ事例もあれば、
ヘビータックルでも一瞬でラインブレイクすることもあります。
釣果を左右するのは
- ヒットした場所
- 魚が走る方向
- 海底・磯の形状
- 足場の高さ
- ランディング条件
など、多くの要素が絡み合っています。
まずはあなたが通うポイントの“条件を理解すること”が何より大切です。


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