壮絶なボイルの中、引っ掛けで3ヒット

能登ロックショア釣行記
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6/16 4:00~7:00
まずはトップで反応を探ろうとフィードポッパー18.5cmをチョイス。
朝まずめ、キャスト数投目に手前10m程のところで何かがバイト、しかしフッキングせず。
それからしばらくの間、海は沈黙。5:30頃、遠くに鳥山が発生しているのが見える。
6:00頃、突如30~60mの距離に大規模なボイル(直径20m程)が発生し、尋常じゃない数の鳥山が発生。ボイルの移動手前にルアーを通しても反応しない。邪道と思ったが、ボイルの中にルアーを落すと、ゴツゴツと魚があたってくる。3ヒットし、2匹はすぐにバレてしまったが、1匹はしっかりかかり、足元まで寄せてくる。思ったより抵抗が強く、なかなか水面にあげられずに足元の根の裏に入られてラインが根に引っかかって動かなくなる。敢え無くフックアウト。
正体は見えなかったが、50~70cm程の青物と思われる。

それにしても、荒磯遊歩道の荒廃ぶりは凄まじいものがある。初めてここを訪れた二十数年前、きれいに東西まで道がつながっていたが、現在はあちこちで道が寸断され、舗装は破壊していて、土砂崩れも相当なものである。この道が作られた1971年当時は時代の熱気があった高度経済成長期。ここは日本海の冬の北西風による荒波や風雨が当たる過酷な環境の為、地形の変化速度が早い。作ったのはいいが、維持管理はされずに放置されたように感じる。景色は素晴らしいので残念に思う。

予報の波高は0.5mだが、遮るもののない潮通しのよいポイントの為、1m程の波高に感じる。
帰り道に咲いていたヒルガオ
毎週フィールドに立つと、植物が芽吹いては枯れ、その後にまた違う植物が芽吹いていくように季節の移り変わりを感じられる。
空気感、風、植物、海の状況の変化を刻々と感じることができるのも自然が剥き出しの豊かなフィールドで釣りをしているからこそ。
能登の海岸に自生する植物を記録するのも楽しそうだ。