ショアヒラマサ釣りに最適なショックリーダーの選び方とおすすめ製品ー

道具の紹介
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ロックショアからのヒラマサ釣りは難易度が高く、ラインブレイクのリスクも大きいです。本記事では、ショックリーダーの選び方から、耐摩耗性に優れたおすすめ製品までを解説します。※他の大型魚にも応用可能です。


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ヒラマサ釣りでラインが切れやすい理由

ヒラマサは根周りに生息し、ヒットすると根に向かって突進することが多いため、以下のトラブルが起こります。

  • ルアーのフックが根に絡む
  • ラインが根に擦れて切れる


ラインブレイク防止の基本対策

  • ラインを太くする
  • リーダーを太くする
  • 摩耗に強い素材(フロロカーボン等)を使う

操作性を損なわずにライン強度を上げることが、ショアヒラマサ釣りでのキャッチ成功の鍵です。

(少し脱線しますが、低いリールドラグ値で魚とファイトする場合は、ドラグを出されながらラインが根に擦れることになるのでリーダーを長くした方が耐えてくれます。反対に高いドラグ値にすると、ラインに高い張力が掛かるため、根に当たると呆気なく切れることがあります。)


根ズレ対策には耐摩耗性の高いラインが有効

ラインブレイクの多くは「根ズレ」が原因です。この対策として次の方法があります。

  • メインラインを太くする →デメリットは 操作性や飛距離低下
  • 先端数メートルだけ耐摩耗性ライン(ショックリーダー)にする → 飛距離かつ操作性維持

ショックリーダーの役割

本記事では耐摩耗性にフォーカスしていますが、ショックリーダーには急な引張による破断を防ぐ効果もあります。

ちなみにフロロのような低伸度素材はショック吸収力はナイロンに劣りますが、その分、長くすることで伸び率は高くなり、充分なショック吸収効果が得られます。ナイロンの場合は短くても十分なショック吸収効果があります。

長い紐をゆっくり引っ張って切るための力は、短い紐を切るのに必要な力と変わりはない。しかし、長い紐は破壊するまでより大きな伸びを生じるので、加えた力や材料内の応力が同じでも、破壊するために大きなエネルギーを必要とする。別の表現をすると、長い紐では突然の力でも弾性伸びによる緩衝効果が働き、一時的に大きな力や応力の影響を軽減できる。
引用元: 構造の世界 p72


耐摩耗性ラインの選び方

  • 表面硬度:硬いほど傷に強い
  • 摩擦係数:低いほど擦れに強い
  • 密度:高いほど摩耗しにくい
  • 伸び率:低いほど擦れに強い

一般論として、
**「硬い」「表面が滑らか」「密度が高い」「伸びの少ない」**素材ほど耐摩耗性が高くなります。


ナイロンとフロロカーボンの比較

リーダーに採用される代表素材である ナイロンフロロカーボン の特性を比べると、以下のような違いがあります。

◆フロロカーボンの特徴

  • 硬い(表面硬度が高い)
  • 比重が高い(≈1.78。ナイロン ≈1.14)
  • 低伸度
  • 表面摩擦が比較的低く、傷が入りにくい

耐摩耗性はナイロンより高い

一方で、太くなるほど曲げに対して硬くなり、

  • 結びの締まりが悪くなる
  • 糸グセが付きやすくなる
  • ガイド抜けが悪くなる

などの理由で 扱いにくくなる 点が欠点です。

そのため、フロロは20~24号(80〜100lb)前後までが扱いやすい上限と考えてよく、
それ以上の太さではナイロンのほうが扱いやすい場面が多くなります。

※製品ごとにlbと号数の太さ比は大きく異なるため、実際は「lb」よりも「号数」を確認する方が耐摩耗に対して正確です。


ナイロンを選ぶメリット

操作性と耐摩耗性のバランスを取るなら、太めのナイロンが有効です。

  • ナイロンはフロロよりしなやかで扱いやすい
  • 太くしてもキャストトラブルが起きにくい
  • 寒冷期には硬いラインがトラブルを起こしやすいため、ナイロンの方が有利

気温が低いほどラインが硬くなりトラブルが出やすいため、シーズンで素材を変えるのも有効です。

PEライン号数別|適正ショックリーダー号数(ロックショア対応)

ショックリーダー選びは、PEラインとのバランスが最重要です。
とくにロックショアのように魚の引き・根ズレ・波高が大きい釣りでは、
「この号数で本当に十分なのか?」
「太すぎてアクションが悪くならないか?」
と迷う方が非常に多い部分でもあります。

そこで、まずは PE号数ごとの適正ショックリーダー早見表 をまとめました。
号数選びに迷ったら、ひとまずこの表の範囲から選べば失敗しません。

PEライン適正リーダー号数lb目安おすすめ素材想定シーン
PE 3号14〜20号50〜80lbナイロン/フロロ小〜中型ヒラマサ、秋ブリ
PE 4号18〜24号70〜100lbナイロン/フロロ中型ヒラマサ・ブリの標準
PE 5号20〜30号80〜120lbナイロン大型青物、根ズレが多い磯
PE 6号24〜35号100〜140lbナイロン大型ヒラマサ本気狙い
PE 8号30〜40号120〜170lbナイロン超大型ヒラマサ・離島遠征

選ぶ基準:
・PEとリーダーの「結束強度バランス」が取れていること
・根ズレが多い場所はワンランク太くする
・扱いやすさ重視ならナイロン、根ズレ重視ならフロロが基本です。

おすすめショックリーダー

私が普段使用している製品と号数です。耐摩耗性優先ならエックスブレイドキャストマンTP3、ライントラブルをなくし快適に釣りをしたいならソルティメイト・モンスターバトルテーパーリーダーを選べば間違いありません。

製品名号数/強力値特徴おすすめポイント購入リンク
エックスブレイド キャストマンTP330号/90lb、40号/110lb硬め、耐摩耗性最強、携帯性良根ズレの多い磯釣り向け
ソルトマックス ショックリーダー タイプ エヌ約40号/150lb柔軟で耐摩耗性高いライントラブルを避けたい場面に最適
オーシャンレコードショックリーダー30号/120lb柔軟、扱いやすいキャスティング重視・細くて強力が必要な場合
バリバス(VARIVAS) バリバス オーシャンレコード ショックリーダー 50m 30号/120lb ミスティーパープル
ソルティメイト・モンスターバトル テーパーリーダー14号-30号テーパー形状でライントラブル防止ガイド抜けがよく飛距離アップ
サンライン(SUNLINE) ライン ソルティメイト・モンスターバトル テーパーリーダー 5m×2本 100lb60lb/#30#14

リーダー長さは「地形」で決める

リーダーの理想の長さは地形によって変わります。

  • 浅場:短め
  • 深場・ハエ根が海面近くまで張り出す場所:長め
  • 波高が大きいとき:波の上下動で磯に擦れやすいため長め推奨

※最適な長さはポイントごとの地形理解が必須。私自身も現場に合わせて調整しています。


太いリーダーが必要な理由

これから始める方にとって「30号〜40号」という太さは驚くかもしれませんが、
ポイントによっては5kg程度のヒラマサでも20〜30号のリーダーを簡単に切断します。

私自身の経験として、同一ポイントで

  • 1回目:80lb(20号)でラインブレイク
  • 2回目:100lb(24号)で再度ラインブレイク

ということがありましたが、魚のパワーが明らかに強かったにもかかわらず2回目のほうが長く耐えてくれました。ここから分かることは

太いリーダーは「ラインブレイクまでの耐久時間」を稼ぐのに有利で、その間に

  • ドラグを緩める
  • ベールを開く
  • 立ち位置を変える
  • 強引に浮かせる

など、ファイト中の判断が可能になります。


リーダー選びで重要なのは「号数」

ナイロン・フロロ問わず、強度(lb)はあくまで“引っ張り強度”です。
摩耗に対して強いのは 太さ=号数 です。

  • 同じ100lbでも、メーカーにより太さが違う
  • 摩耗を重視するなら「lbより号数」
  • 既存のシステムでトラブルが出ない太さに合わせる

ここを誤ると「lbは強いのになぜか切れる」という現象が起きます。


ラインは必ず劣化する(重要)

耐摩耗性の高いラインでも、使用により劣化していきます。

劣化要因

  • 紫外線
  • 海水(特にナイロンは吸水劣化する)
  • ガイド摩擦
  • ファイト時の伸縮
  • 結束部の締め込み疲労

劣化すると

  • 表面が荒れ、摩擦係数が上がる(=滑りが悪くなる)
  • 糸クセが発生しやすくなる
  • 強度も低下する

根ズレに対する耐久性が大きく落ちる

ベストな状態で挑むためには、
リーダーは早めの交換が推奨です。

シリコンスプレーで軽くコーティングすると滑りが改善し、
キャストトラブル防止にも一定の効果があります。

エックスブレイド キャストマンアブソーバーTP3

根ズレ対策最優先であれば、この製品がおすすめです。
110lbで40号という強力値よりも太さを重視したショックリーダー。
強力値を多少犠牲にしても耐摩耗性の方を優先するなら、この製品が適します。メーカーが直線強力を犠牲にしながらも伸びきらないことを優先していると謳っており、ここからいえることは伸びが少ないことで高テンション時の耐摩耗性が向上していることが考えられます。また、超硬質表面と低吸水性の特性も耐摩耗性に寄与する要素です。私は根ズレリスクの高い場所では、この製品の110lb(40号)または130lb(50号)を使用しています。あと、本製品のパッケージは薄くて収納がコンパクトで携帯性に優れていることもメリットです。

ビッグソルトゲームに於いて40号や50号のリーダーシステムで、リーダー側結束破断やリーダー本線破断に至る時はいか程でしょうか。殆どが根ズレや歯ズレ、もしくは長時間ファイトによる素材疲労によってではないでしょうか。 T.PⅢは直線強力を犠牲にしながらも、高テンションドラグ時に伸びきらず復元し、新ALK製法による超硬質表面からもたらされる耐切創性・超低吸水性(従来品比1/10)を実現した新開発ポリミアド繊維(歯ブラシ等に活用されている)です。 他とはレベルが違う表面硬度。耐磨耗性能最強のナイロンショックリーダーである。(引用元:XBRAIDWebページ)

ソルトマックス ショックリーダー タイプ エヌ

アプロードで私が思い出すのは、かつてPEラインが扱いにくいものしかなかったナイロンライン主流の時代のころ、アプロードからSUPER GT-Rという耐摩耗性に優れたナイロンラインがリリースされ、これを気に入って磯のシーバス釣りで使用していたことです。当時からアプロードのラインは耐摩耗性に優れており、本ショックリーダーもその流れを汲み耐摩耗性には優れています。ネット上のインプレにおいても耐摩耗性について高い評価が確認できます。難点は太さの表記(号数)がないことです。実際に測定はしていませんが150lbで40号ほどの太さのように感じました。

2025.1追記
本製品を使用し、対馬で6日間ヒラマサ釣りをしましたが、一度もライントラブル、ラインブレイクがありませんでした。そのときのラインシステム:メインライン「ロンフォートオッズポート5号」YGK「スクラム16(5号)」長さ0.6m、アプロード「ソルトマックス ショックリーダー タイプ エヌ150lb」長さ4.5m。通常だとメインラインPE5号に150lbのリーダーを4.5m入れるとライントラブルが起こりやすくなりますが、スクラム16でライン太さの段差を緩和したことと、ショックリーダーがマッチしたようです。

これがアプロードのショックリーダーだ!
ショックリーダーに求められる衝撃吸収力。また、ファイト中の根ズレや魚の歯、 魚体からのダメージ回避力。そこでアプロードは魚を確実にキャッチするため 「APPLAUD超柔軟&特殊耐摩耗加工」でショックリーダーとしての性能を強化。
太いラインも締め込みやすく、キャスティング時のライン放出もスムーズでリール スプールとの馴染みも抜群。スレ傷からのラインブレイクを回避する信頼のショック リーダーです。(引用元:APPLAUD Webページ)

オーシャンレコードショックリーダー

多くの釣具店に置いてある定番の商品です。
しなやかで扱いやすく、30号の太さで120lbの強力値があるという細くて強いリーダーです。
強力値(引っ張り強度)が優先される釣りに適しています。もちろん太い号数にすれば耐摩耗性も向上できますが、個人的にはロックショアでは強力値よりも、太さの方が重要と思うので、細くて強力があることにメリットを感じておりません。細くて強力値が必要な場面では、このリーダーは有利です。

ワンランク上の圧倒的強度で記録への挑戦をバックアップする「オーシャンレコードショックリーダー」。ヒラマサキャスティングゲームの第一人者である田代誠一郎氏が監修を務め、企画出しからテスト開発まで完全現場主義で生み出された、オフショア専用モデル。システムの組みやすさやキャスト時のガイド抜け、更にはルアーのアクションに干渉しないよう最適な硬さに調整することで、キャスティングゲームからジギングまであらゆる魚種に対応します。(引用元:株式会社バリバスWebページ)

バリバス(VARIVAS) バリバス オーシャンレコード ショックリーダー 50m 30号/120lb ミスティーパープル

ソルティメイト・モンスターバトル テーパーリーダー

サンライン(SUNLINE) ライン ソルティメイト・モンスターバトル テーパーリーダー 5m×2本 100lb60lb/#30#14

ライントラブルを抑えたいなら、この製品が間違いありません。ラインがテーパーになっているため、ガイド抜けがよく、ライントラブルを防ぐことができます。ガイド抜けがいいということは飛距離アップにもつながりますので、ここぞという場面で使用したいです。

【参考】
 上記3つの製品について、表面硬さと柔軟性の比較を行ってみました。表面硬さは耐摩耗性に関係し、柔軟性は操作性に関係します。個人の感覚にはなるので、あくまでも参考程度にしていただければと思います。

【結果】
 表面硬さについて、最も硬かったのは、エックスブレイド キャストマンアブソーバーTP3でした。柔軟性について最もしなやかだったのはオーシャンレコードショックリーダー という結果になりました。ただ、どれもナイロンということもあってそれぞれの差は小さく、フロロと比べると、いずれもしなやかなラインと感じました。

1.表面硬さ(爪でつぶしたり、指で抑えたり、歯で噛んでみたりして、最も硬かったものを①から順番にします)
  ① エックスブレイド キャストマンアブソーバーTP3
  ② ソルトマックス ショックリーダー タイプ エヌ
  ③ オーシャンレコードショックリーダー

2.柔軟性(ラインを折り曲げた際に最も柔らかかったものを①から順番にします)
  ① オーシャンレコードショックリーダー
  ② ソルトマックス ショックリーダー タイプ エヌ (①とほとんど差はなし)
  ③ エックスブレイド キャストマンアブソーバーTP3(上記2点と比べるとやや硬い)

比較検証に用いたライン(それぞれ太さは違うので同一条件での比較とは言えませんが参考まで)                   
  エックスブレイド キャストマンアブソーバーTP3 110lb(40号)
  ソルトマックス ショックリーダー タイプ エヌ 150lb
  オーシャンレコードショックリーダー 120lb(30号)

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ご自身で納得して選んだショックリーダーと自信のあるラインシステムで、いつ大物がヒットしてもいいように備えていただければと思います。

以上

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