最近は時化の日が多い。波が収まったタイミングで釣行。
釣り場ではHさんとNさんが既に釣りを開始していた。朝一からジグでコヅクラがぽつぽつと釣れる。私はひたすら大型プラグを投げる。いつもはコヅクラサイズであってもダイペン、ポッパーに反応してくれるのだが、今日は隣でお二人がジグを投げているので、コヅクラはジグに気を取られているのかトップにはなかなか反応してくれない。ミノーを投げるとコヅクラが3匹ピックアップ間際まで付いてくることが何度かあるがバイトにはいたらず。なんとかダイペンにもチェイスはあったが、バイトはせず。隣のHさんはジグでコヅクラを既に数匹釣っている。やはり、小型青物はジグへの反応がいいようだ。そこで、試しにサイズを落としシンペンのモンスターショット110を使ってみると、ピックアップ寸前にヒットする。しかし、すぐにバイトせずにしばらく追ってきてから最後にバイトする辺りは朝からの度重なるルアーを見せてきたことで警戒度は上がっているように感じる。
今回、ミノー(シンキングワークス)には魚は興味を示してくれるが、なかなかバイトには至らない。ミノーだとレンジが入るので魚も沈んでしまうので水中でのチェイス、バイトになるので、実際に魚が反応してくれていても見えないのでわからないことが多い。対して、ダイペンは水面になにかしらの反応が見えるので、次の手を考えられる。魚がいるのかいないのかわかりやすいのがトップの釣りの利点とも言える。そういう意味でもまずトップを使うのは釣りを組立てる上で、また、次の手を考えられる上でも、起こったことの経験を次につなげられるので比較検証がしやすい。それに対して、反応が見えないミノーの釣りの難しさを痛感した。
青物が釣れる時間間隔には、その時々、その場所によって一定の周期があるように感じる。場所にもよるが、30分〜1時間の時間間隔でなにかしらの反応があることが多いので、青物は決まった場所をぐるぐると回遊しているように思う。高い断崖の上から海面を見渡すとコヅクラの群れがゆっくりと周っているのが視認できたこともあるので、時間があれば双眼鏡等でこれをじっくりと観察してみても面白そうだ。
午後からは別のポイントに入る。灰色の空と、葉を落とした木々と枯草のセピア色の景色がなんとも心が落ち着く。昔から晩秋から初冬にかけての物悲しい雰囲気が好きだ。まるで自分の過去の心境を写しているようだ。
波高2mと、このポイントでは限界に近い条件であり、あいにくシーバスは反応がなかったが、代わりにメバルの群れに遭遇しバイトが数十回と好反応を得られた。その昔、メバルは凪を釣れといわれていたこともあったが、実際は波高2mと荒波が打ち付けてサラシが発生するようなヒラスズキ日和の条件下でも普通に釣れる。むしろ、視力の良いメバルを日中釣るには、サラシがラインやルアーをカモフラージュしてくれることが有利に働くのかもしれない。私はメバル釣りは穏やかな湾内での夜間の釣りを少し経験があるくらいで、まだまだメバル釣りそのものも、ましてや磯の日中のメバル釣りも経験が浅いが、これだけ日中において反応が多く得られるなら、いろいろと試してみると面白そうだ。しかもサイズはどれも25cm程あり、引きは強く、食べても美味しいので嬉しいターゲットである。
今回のタックルは、エイムスブラックアローアンリミテッド126MH PE2号+35lb スピンテール28g、36g
シーバス狙いだったのでメバルを釣るには強すぎる道具立てである。
あと、少し前のことだが釣友からの報告で一釣行でヒラスズキを3匹キャッチと驚きの報告があった。能登においてもヒラスズキはある程度の群れで回遊してきているのか。温暖化によって生息域も上がってきているのかもしれない。
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