フクラギとアオリイカ

能登ロックショア釣行記
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10/24
早朝はポイントSGに入る。北からのうねりがかなり大きい状況。雰囲気はいいが魚からの反応はなかった。続いて、上大沢の大長手付近でスズキを狙っていると50cmのフクラギがヒットした。

10/30
前日まで北東の風が強く吹いていたが、本日は風は止み波は2mのち0.5mの予報。北東よりの波のため、西側のポイントに入る。沖を見るとべた凪だが、うねりが大きく磯際の水位の上下動は大きく、ときおり足場を洗うかの勢いで水があがってくる。 足元にはマイクロベイトが見える。6時40分頃、フクラギらしき魚のチェイスとバイトがあるが、フックアップせず。9時半頃まで釣りをするが、特になにもなかった。 ベイトの気配、青物の気配もなかった。本日の海況は、うねりが大きく、波の周期も長く、一回の寄せ波の時間が長いため、波が寄せる際はルアーの引き抵抗が極端に軽くなる。これまでの経験上、こんなときはあまり釣れた記憶がない。波の性質によって魚の活性への影響はありそうだが、因果関係はわかっていない。
夕方、ポイントSGに入る。千切れた海藻が多く海辺に寄せており、毎回ルアーを通すたびに引っかかるためほとんど、釣りにならなかった。夕まずめ、足元でなにかがポッパーにヒットするが、バラシ。

10/31
うねりはおさまってきたが、まだ残っている。朝まずめに3.5号のエギを投げると3投目に胴長20cmほどの良型のアオリイカ。足元にはマイクロベイト。キャスト疲れのため、休憩中に2.5号のエギを投げていると、ヒラマサらしき魚が2尾追いかけてきた。魚はいる!すかさず、ダイペンを投げるが反応はない。活性が低いと判断し、またベイトも小さいのでリライズを投げてボトムから誘ってみるが、これも反応なし。それから、手を変え品を変え、持てる弾を出し切るが、なすすべなし。最後まで青物のアタックはなく、静かに幕を閉じた。

私は、釣れない釣りが結構好きだ。魚への思いがだんだん募っていき、釣れたときの喜びはとてつもないものになる。喜びとは相対的なものだ。自分の気持ち次第で大きく変化する。毎回釣れるとだんだん喜びも減少していく。だけどあまりにも釣れなさすぎると愛想がつき釣りをやめてしまうかもしれないから、そうなる前には釣れてほしいな。
海が同じようなことは一度とない。毎回違う自然の変化を感じとることができれば、興味や好奇心は尽きない。海は謎だらけで解明されていないことの方が多い。そこに身を置けるだけで幸せだ。