PEラインのトラブルが激減するスクラムリーダー

道具の紹介
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ルアーキャストを繰り返していると、
「ティップ絡み」「ガイド絡み」
といったPEライン特有のトラブルに悩まされることがあります。

特にロックショアでは、
長いリーダー+太いリーダー を使うほどトラブルが増え、
根ズレ対策したいのにライントラブルが起こる……というジレンマにおちいりがちです。

そんな悩みを解消してくれたのが、
今回紹介する YGKよつあみ「スクラム16」 です。

私自身、使う前は
「作るのが面倒」「効果がイメージしにくい」
と思っていたのですが、実際に導入してみると、
明らかにライントラブルが減少 しました。

ここでは実釣での使用感をもとに、
ポイントを絞って解説します。



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スクラム16を使うことで得られる3つのメリット

ロックショアからのヒラマサ釣りにおいて、私の実体験ではラインブレイクのほとんどはルアーから数メートル以内の箇所で発生しています。このため、リーダーを太く、長くすることが最も効果的な対策であり、そこでスクラム16が重要な役割を果たします。

1. ロングリーダー使用時のトラブル減少

PE4号+ナイロン80lbのリーダーを5ヒロほど長めに取り、リーダー結束部をスプールに巻き込んだ状態でキャストするとライントラブルが発生しやすくなりますが、スクラム16を導入することで、こうしたライントラブルを大幅に抑えることができます。ただし、この場合、太すぎるリーダーはライントラブルを増やすことになりますので、タックルバランスの確認が必要です。

*注意点として、スプールへのラインは巻き過ぎないようにしましょう。スクラム16を使用したとしてもスプールエッジぎりぎりまでラインが巻かれた状態でキャストするとライントラブルは発生しやすくなります。また、投げ方も重要で、テイクバックしてから前方に振り抜く際、ルアーの重みがロッドに乗りやすいよう、キャスト前半は気持ちゆっくりと、振っていき、リリースに向けて少しづつ加速させていくイメージです。振る距離(ストローク)は長く取った方がよいです。よくある失敗として、力んで瞬発的に投げると、トラブルが起こりやすくなります。


2. 「細PE×太リーダー」のセッティングが可能

ガイド抜けをよくするため、リーダー結束部をリールとバットガイド間に持ってきてキャストしますが、このときPE4号に120lb(30号)のような太リーダーを合わせるとライントラブルが起こりやすくなります。そこで、スクラム16をセットすることで細糸と太糸の段差を緩和し、ライントラブルが減少します。これにより、操作性を維持しつつ強度を底上げできます。


3. スクラム自体を「耐摩耗プロテクター」として使える

スクラム16自体が16本編みの高密度PEであり、これ自体がPEラインを保護し、摩耗や根ズレを軽減してくれます。そこで、スクラムを長く設定した分だけリーダーの長さを短くする運用が可能です。リーダーの役割を一部スクラム16に肩代わりさせることで、システム全体のバランスを最適化できます。


実釣で感じた“明らかな効果”

参考まで、PE5号+スクラム5号+リーダー120lb(30号)を4ヒロ入れて釣行3日間投げ続けましたが、一度もトラブルは発生しませんでした。(ただし、ロッドやライン、リールへの糸巻き量等、投げ方によっても条件は変わってきます。私の場合ですが明らかにトラブル減少の効果を実感できました) 

2025.1追記
スクラムを使用し、対馬で6日間ヒラマサ釣りをしましたが、一度もライントラブル、ラインブレイクが起こりませんでした。

そのときのタックル:
ラインシステム:PEライン「ロンフォートオッズポート5号」YGK「スクラム16(5号)」0.6m、リーダー「アプロードソルトマックス ショックリーダー タイプ エヌ150lb」4.5m
ロッド「ドラッガーブレイクスルー100HH
通常だとメインラインPE5号に150lbのリーダーを4.5m入れるとライントラブルが起こりやすくなりますが、スクラム16でPEとリーダーのライン太さの段差を緩和したことと、ショックリーダーの特性がマッチしたようです。


スクラム16のデメリット

メリットが非常に大きいスクラム16ですが、以下の難点もあります。

高価である: 素材や構造上、価格設定が高めです。

構築に時間がかかる: 通常のノットに工程が加わるため、手間が増えます。

ハーフヒッチの締め込みに注意が必要:スクラムをPEラインにハーフヒッチする際に締め込みを強くしすぎると、PEラインが潰れて強度低下につながります。1点に締め込みが集中しないよう締め込み回数を増やして全体の摩擦力で留めるようにしましょう。


スクラム16の組み方(分かりやすく簡単に)

スクラム16は高密度PEを16本編みした伸縮性のある中空構造です。この中にPE本線を通し、リーダーと結束します。

スクラム16の中空の中にPEラインを通し、PE本線とリーダーを結束し、PE支線でスクラムをハーフヒッチで留めます。リーダーとPEラインの段差をスクラムが緩和してくれることで、ライントラブルを防ぐ仕組みです。

手順の概要

  1. スクラムを60cmほどカット
    まずスクラムを60cm程にカットします。この長さに関して、長い方がトラブルは起こりにくくなるように思いますが、飛距離の低下やコスト(スクラム16は高価なので)に影響するので状況に合わせて長さを決めます。適切な長さはタックルによっても異なってきますが、60cmあればライントラブルの軽減に効果がありました。
  2. スクラム途中からPEを通す
    上記1.でカットした60cmのスクラムの中にPEラインを通します(裁縫用の針があると便利) このときの注意点はスクラムの末端ではなく、途中からPEラインを通していきます。理由は後述の項目4.でスクラムでPEラインにハーフヒッチするためにその余りが必要になるからです。
    (例:スクラム末端から10cmほどのところからPEを入れる)
  3. PEとリーダーをFGノットで結束し、スクラムにハーフヒッチ  続いて、PEラインとリーダーをFGノットで結束します。通常のFGノットと違うところは最後 に行うPEライン本線へのPEライン支線のハーフヒッチをスクラムとPEライン本線をまとめてPEライン支線でハーフヒッチを行うところです。
  4. スクラム末端側でもハーフヒッチPEにスクラムを8〜10回ハーフヒッチで締め込む。注意点としてここの締込みが緩いと、スクラムがズレやすくなりますので、1回づつしっかり締め込み、気持ち多めにハーフヒッチを行います。(私の場合は、8〜10回ほど) 注意点:締め込みを強くしすぎると、PEラインが潰れて強度低下につながります。1点に締め込みが集中しないよう締め込み回数を増やして全体の摩擦力で留めるようにしましょう。

◆手順2.の作業効率をアップさせたスクラムに中芯が通っている製品もあります。↓

号数選択のアドバイス

スクラム16は、基本的にメインPEと同じ号数を選択すればジャストフィットします(例:PE5号にはスクラム5号)。 PE3〜4号にスクラム5号を流用することも可能ですが、内部に隙間ができるためズレやすくなったり、結束しにくくなります。号数を合わせることを推奨します。


使用して分かった注意点

魚との磯際の攻防で負荷をかけながらラインを巻き取っているとガイド摩擦の影響?によるものか、スクラムが縮む方向にズレる現象が起こりました。

これの対策は、ハーフヒッチの回数を増やし、摩擦力を増やすことです。ハーフヒッチを8〜10回ほど行えばこの現象は収まりました。ただし、スクラム自体が腰の強いラインであるため、ハーフヒッチが少ししにくい(締まりにくい)印象があります。もう少ししなやかであれば、ハーフヒッチの締め込みもしっかり決まるように思いますが、そうするとスクラム自体の強度が低下したり、スクラムの中にPEラインを通すのが難しくなったりと弊害もありそうです。今のところの対策は、スクラムを少ししごいて柔らかくして伸ばしてからハーフヒッチすることだと思います。


まとめ:スクラム16は「ライントラブル減少」の強い味方

スクラム16は、

  • キャスト時のライントラブルが減る
  • 太リーダーを入れられる
  • PEの根ズレ保護にもなる

というメリットがあり、
特に ロックショアで青物を狙う人には導入価値あり です。

「太いリーダーを使いたいけど、キャストが安定しない…」
「PEのトラブルをなんとかしたい」

そんな悩みを持つ人にこそ試してほしいアイテムです。

必要な号数に悩む場合は、
PEと同号数のスクラムを選ぶ のが基本です(例:PE5号→スクラム5号)。

6号ならこちら↓

私がこれまで使用した根ズレ、ライントラブルを軽減できるおすすめのショックリーダーは下のリンクにまとめています。

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