年の瀬の釣行

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今年は珍しく年末まで釣りをしている。
本日は、時化後の風が収まったタイミングである。今日しかチャンスはないと思い、都合をなんとか調整しての釣行。それでも波高は2.5m程と高く、安全に釣りをできる場所は限られる。風は弱いのでルアー操作はしやすい条件だ。
6時半頃から釣り場に入るが、手がかじかむほど、気温は低い。いくら近くを暖流が通っているとはいえ、この時期になると、手が冷たくなってこたえる。
潮はよく流れているので、期待ができる。
この時期、海況が厳しく、なかなか釣り場に立てる条件の日が少ないため、経験上、釣り場に立てれば釣果の可能性は高いと思っている。しかし、その思いに反して魚からの反応はないまま、時間が過ぎていく。11時頃の潮変わりのタイミングで流れが逆になったとき、気のせいか小魚がルアーに反応したような水面の波紋があったような気がしたが、魚からの明確なコンタクトは得られず、12時頃に見切りを付けて移動することにした。

その後、2か所のポイントを渡り歩くが、特になにもなかった。
今回は、波、風、潮が良い条件であるにもかかわらず、魚からの反応が得られなかった。
なぜだろう。一つ気になったのは、波の周期が長いことであり、時折発生する大きな寄せ波によって、ルアーを早巻きしても抵抗が抜けてしまうことがある。反対に引き波の際はルアーが強い引き抵抗を受けて極端に重たくなる。

感覚的な話になるが、経験上、このようなときの魚の反応は少なく。魚の釣れるときの波というのは波の周期が短く、ルアーが安定して泳ぐときであるような気がする。

今回は波が高く海面がガチャガチャしていたため、ルアーの後ろに魚がついたのか、つかなかったのか、海面の変化を視認することが困難だったので反応を確認できなかった。

凪なら、チェイス等の目視が容易なので、魚の反応から、ヒントを得て、ルアーや操作を変えることで試行錯誤できるが波が高いとこれが目視できないので難しい。

近くに魚はいたのか。いなかったのか。青物の場合、夜間は深場に落ちて、朝になると浅場にベイトを捕食しにくるとも言われているがどのような回遊ルートで時間は規則正しいのだろうか。この時期、青物は南下すると言われるので、潮は逆の方がよいのだろうか。
水温が問題だったのか。
それとも、魚固有の問題で、昨日、腹いっぱい食べたから、今日は食べなくてもいいと思ったのか。
はたまた、ベイトがいないために寄ってこなかったのだろうか。
想像力をふくらませるが、考え出すときりがない。魚の生態は未知であり、解明には到底届かない。水の中に仕掛けを入れることで自然の摂理に交われるのが釣り。あれやこれやと考えることを楽しみたい。

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