釣り人がひしめき合う

能登ロックショア釣行記
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いつも行くポイントはマンネリ化してきて景色に新鮮味がなくなってきたので、あえて、今回もあまり行ってない珠洲エリアを選んだ。

結果として、初日の午後にフクラギが一匹釣れたが、これは釣り上げた後にストリンガーで泳がせていたところ、いつの間にかいなくなっていた。フクラギは年中食味が安定していて美味しいだけに悔やまれる。

今回も本命は釣れなかったが、こういう釣りも悪くはない。魚のチェイスすらも皆無の沈黙の海に長時間投げ続ける忍耐力を要する釣りではあるが、内省と筋トレに励めると思えば、とても有意義な時間となる。

しかし、人の多さには、参った。翌朝、いつも通り、夜明けの少し前から歩き出すと、既に人が場所取りをしていた。そこでなんとか別のポイントに入るも、そこはいまいちで、早々にポイント変更することにした。ところが、どこも空いてない。何箇所か立ち寄るもどこも人が入っている。空くのを待つのも嫌だし、入れてもらえないかと交渉するのもストレスなので早々に帰ることにした。珠洲では人が多いため、ポイントに入れないことが多い。場所取りという魚釣り以外のことに気を使うことになる。今回は早朝のポイント争奪戦に破れ、ポイント変更の判断も誤った。

釣れる可能性を感じるポイントで魚が釣れないのは全然かまわないが、そもそもポイントに入ることもできないのは、釣り以前の問題なので、少し堪えた。

早いもの勝ちのポイント争奪戦は、あってもかまわないと思う。そのルールは、ポイントに先に入ったほうが優先となるのなら何も問題はないと思う。だが、ポイントにエントリーするための駐車場に先に停まった方が、先にポイントに入る権利があるのは少し考えものだ。それが通用することになると前日から車中泊してる人が先に入る権利があることになる。これではやっかいだ。

私の場合、人との関係が面倒だし嫌なので、結局は人のいないポイントに行くことになる。喧騒を離れて自然との触れ合いを求めて釣りに来ているので面倒な人間関係に関わりたくない。

瀬渡し船を利用しての釣りは、この意味では、合理的だと思う。陸行困難な磯に案内できる瀬渡し船がポイントに入る人数を管理できるので、地磯のような場所取りのローカルルールに巻き込まれなくて済む。しかもポイントに入るための過剰な早起きも必要なくなるので利用者の利点は多い。だが、自分が知らないだけで、もしかしたら、瀬渡し船でも常連でないと案内されないポイントとか特有のルールはあるのかもしれない。

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