魚は私の教師

能登ロックショア釣行記
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釣りと言うのは人から教わらなくても、正解は魚が教えてくれる。足繁く釣り場に通って、いろいろ試せば、きっと魚がなんらかの答えを返してくれるはずだ。

能登半島において、春に吹く風は、北東または南西が多いが、どちらがよく釣れるかと言うと、南西の方がいいように思う。もちろん、例外はあるし、場所や狙うターゲットによっても違いはあると思う。

春シーズンは、日の出が早いので、朝まずめ狙いは、かなりの早起きが必要であり、生活習慣が崩れるため、ちょっときつい。私は、昔から夜更かしが苦手で、だから夜釣りも苦手である。ロングスリーパーなので、しっかり寝ないと意欲が湧いてこない。その意味でも青物は日中の釣りがメインとなるので、生活とマッチする。やはり人間は日中活動して暗くなれば寝るのが自然だ。

今回は、朝まずめを外し、ポイントへは少し明るくなってからエントリーした。平日なこともあって人はいなかった。水深のあるポイントのため、深いところに沈んだ魚を誘い出しできないかと、引き抵抗の強い泡を多く発生するポッパー(バレットブル)を扇状にキャストして広範囲を探る。10投くらいしたとき、水面に数匹の青物のボイルが発生した。同じルアーでヒットに持ち込めないかとしばらくキャストを続けるが、バイトには持ち込めなかった。

そこで、気分転換に自作ダイペンの最新機を試してみることにした。最近は湿度の高い日が多く、なかなかコーティングできる日が少なかったので、昨日の晴天によりやっとコーティングができたので、待望のテストとなる。

泳ぎは狙っている動きに近く、ニヤッと思わず笑みが浮かぶ、水面に近い浅いレンジを飛沫を上げながらブリブリとS字の軌道で泳ぎ、時々惰性でのロングダートがイレギュラーで起こる。操作しているのが楽しく笑みが止まらない。やっぱりトップの釣りはルアー操作が楽しいと釣りそのものも一層楽しくなる。それから5投目くらいしたとき、沖目で激しいバイト、ロッドに重みがしっかりと乗り、ガンドをキャッチ。

テールのダブルフックがカンヌキにしっかりと掛かっていた。いきなり自作ルアーの進水式で魚が釣れるとは幸先がよい。

その後、他の自作ルアー2種とラピード、ガンマ、ジグとローテーションするが、魚からの反応は無し。

そこで、もう1度、ガンドが釣れた自作ルアーに戻すと、ガンドが足元でチェイスしてきた。ピックアップの位置でルアーを停めてみるとルアーを凝視するガンドが数秒そこに漂っているのが見えて、滑稽な姿に思わず親しみを感じた。

魚がルアーにヒットするパターンには、主に2つあると考える。チェイスしてきてから、食いつくパターンと、いきなり食いつくパターン。激しいバイトになるのは、前触れもなくいきなり食いつくパターンが多い。この場合、魚に強いバイトスイッチが入ったものと思われる。対して、チェイスから入る場合、魚はルアーを餌か偽物か、判断に迷っているのではないかと思う。 よく動くルアー、またはその日の魚にマッチしたルアー操作を行うと、激しいバイトが起こるように思う。対して、チェイスだけで終るときは、ルアーの動きが合っていないか、操作方法に原因があるのではないかと思う。チェイスだけで終わったときは、サイズダウンも効果的だが、その前にルアーの動きを変えてみたら魚のバイトを得られるかもしれない。ルアーの動きを変えるには、ルアーの形状、重心、フック種類や重さ、等があり、操作方法はジャーク長さや速度を変えることが考えられる。

この話からは逸れるが、青物にはミノーよりもダイペンの方がよく釣れるのはなぜだろうか。私の仮説ではあるが、ダイペンの方が、ミノーよりも潜行レンジが浅いこと、S字ダートによる、ナチュラルでイレギュラーな動き、水押しの大きな波動によるものだと考える。対して、ミノーは、比較的潜行レンジが深く、動きはウォブンロールによる小刻みな振動であり、青物には有効な場面が限られるように思う。

であるならば、青物を釣るためのダイペンの機能をさらに特化するには、できるだけ潜行レンジは浅く、ウォブンロール性能を損なっても入力のほとんどがS字ダートに変換されるような動きがよいのではないかと思う。ダート距離を出すには、センターウェイトが必要。センターウェイトが大きいほど、ダイブアクション後の直立姿勢へ戻る時間が長くなる。これにより、水平姿勢を維持する時間が長くなるので、結果としてダート距離が長くなるように思う。しかし、これの副作用として、浮上速度も遅くなる。例えばレガートを例にすると、レガートは水平姿勢のルアーのため、潜った後の浮上には、時間がかかる。水平姿勢の方が垂直方向への水の抵抗を大きく受けるためである。また、レガートはダートアクションはせずにウォブンロール主体である。これはレガートのルアー形状と、センターウェイトの大きさが関係していると思われる。ダートアクションを出すには、テールウェイトとセンターウェイトのバランスが影響する。この辺りまだまだ試行錯誤の段階なので、間違っていることもあるかもしれない。また、経験上、凪のときは、安定したアクションよりもイレギュラーでランダムな動きが起こるルアーがいいように思う。

とここまで、なんやかんやとウンチクを語ったが、ルアーの動きの良い悪いは、人間側の勝手な思いであって、どんな動きのルアーでも普通に釣れるものである。しかし、釣りというのは、楽しくできることが大事なので、よく動き、ランダムな動きのルアーは見て楽しく、操作して楽しいので、釣りそのものがより楽しくなる。

さあ、ホームセンターに走り、桐材と小刀を購入しよう。試行錯誤しながらも、自分が操作して楽しいルアーが出来上がれば、見た目が悪くても、きっと魚は振り向いてくれるはずだ。

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