2023.5 隠岐

釣り遠征
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2023年5/1〜5/4 隠岐諸島に釣行。

私の場合、釣りをする目的というのは、釣りをすることそのものもあるが、自然の中に浸りたいこともあり、その割合は半々といった感じだ。本当は自然の中に浸りたいという思いの方が強いんだろうけど、さすがにただ磯を歩いて海を眺めるだけでは手持ち無沙汰で落ち着けなくてそこそこで飽きてしまうように思う。そこで、釣り竿を片手にすることで、飽きずに長くそこにいることができる。私の場合、ただ、意味もなく、自然の中に佇むことでは、ものの数分で落ち着かなくなり、数十分となると苦痛になってしまうので、釣りをしながらの方が断然落ち着ける。自分の中での釣りとは、自然の中に長く浸るための手段であるのかもしれない。だから、たまに魚が釣れる位が丁度いい。今回の遠征でも初日、2日目に釣れたら、その後の処理をどうしようと不安になっていたくらいだ。持ち帰って食べることを考えると、最終日に釣れるのがベストである。

前置きが長くなったが、釣果の方は……無だった。初日にハマチらしきチェイスがあったのみで、以後の3日間は、なにもなかった。3日目を迎えるとき、やり方を大きく変えたほうがいいのではと、他の島に渡ることも考えたが、この島の車中泊スポットのあまりの快適さに留まることにした。そこは日中は鳥のさえずりが心地よく、夜は満点の星空のもと、静寂の中で就寝できる最高の環境だった。4日目の最終日を迎えるころには、釣れなくても、心地よい体の疲れと、スポーツをした後のような爽快感につつまれ、心は充実していた。そして、帰りの道中では、また来たいと思っていた。夢は叶わない方が、追い続けることができるので、幸せなのかもしれない。もし、夢が叶うならば、そのタイミングは人生の末期が最も幸せを感じるのかもしれない。

上、自作のルアー。今回スイムテストしたが、なかなかいい動きだった。改善点は、もう少しウェイトを軽くしてクイックな動きにしたい。

今回は、去年のGWとは打って変わって、魚の反応が全くなかった。いったい海の中はどうなっていたのだろう。ここまで反応がないと、魚そのものが数が少なかったのか、はたまた全くいなかったのではと思ったほどだ。魚はルアーに全く見向きもしないこともあるというが、海の中を覗いたわけじゃないので、なんとも言えない。隠岐は水深のあるところが多い。今回入ったポイントも25〜35mほどの水深があった。手前から急深のため、ヒラマサが着きそうな瀬は足元から切れ落ちる磯際しかなく、あとは回遊待ちになりそう。魚が釣れる要因が、いったいなんだったのかにもよるが、通常の回遊はどのくらいのスピードで泳いでいくのか、ベイトがいなければ立ち止まることはなく、すぐに通り過ぎていくのか。魚も無駄に体力を使いたくはないから、ベイトを探すときは、ゆっくりと泳いでいそうだ。あきらかにベイトがいなかった場合は、どこにいくのだろうか。そんなときは、わりと回遊性の低い、定着するような魚を捕食しに、内湾に入ってくるのだろうか。春は潮の速いところではヒラマサが釣れにくいように思う。これは能登にも当てはまるように思う。

私の釣りスタイルは短時間集中が多い。朝から休み無しで3時間は投げ続ける。3時間やると集中力も落ちて、ルアー操作が雑になってくる。その辺りでその日の釣りを終了するか、またはポイントを変えて気分転換をはかるようにしている。青物は日中どのタイミングで釣れるかはわからないものの、朝は最も確率が高いと思っている。ここを休みなく投げ続けた方が、休みを挟みながら一日中長くやるよりも釣れやすいのではと思っている。それもあるが、自分事として朝日を浴びながら釣りをするのが心地よい。あと、自分の気質として同じところで長く一つのことをするのが苦手である。遠征ならまだしも、いつも行くポイントでは、一日中はなかなかできない。だから、シーズンに同じポイントを通い詰めることはなく、各地をローテーションしている。その方が変化があって楽しい。

気になったこと

西ノ島を訪れる釣り人のほとんどは渡船利用である。私のようなフェリー&車と徒歩のアプローチをする人は少ないと思われる。今回訪れた2箇所のポイントでは、どちらも渡船の人と遭遇することになり、決まって、「ここは歩いてこれるんですか」と聞かれた。日帰りや一泊ならフェリーよりも断然渡船の方が料金は安いし、その日の朝から釣りをできるので、効率的である。隠岐諸島の渡船業はよく考えたものだと思う。まさに釣り人と渡船業両方が相互に得をしている。そこで損をしてるのはフェリー会社になるのだろうか。また、渡船業の商売の邪魔者になるのは、私のような歩いてポイントに入る人間になるのだろうか。渡船業にしてみれば、お客さんを案内するポイントに既に人がいると面白くないのでは、そんなことを考えながら釣りをしていたので、対馬のように釣りに全神経を集中できなかった。それにしても渡船業というのは、独占的な商売なのだろうか。競合の脅威もなさそうである。これは、私の勝手な思い込みでもあり、実際に渡船の方に聞いてみた訳でもないので、本当のところ、どう思っているのかはわからない。

ただ、私のように歩いてアプローチする利点も勿論ある。それは、風の強いときや波高の高いときに釣りができるということだ。こんなときは渡船は磯に近づけなくなるからである。ちなみに能登半島において私のよく行くポイントでは、渡船は見かけたことはないので、陸行ショアマンは気兼ねなく釣りができる。そういう意味でも改めて能登半島の良さを認識した。

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