雑記

能登ロックショア釣行記
スポンサーリンク

近年の夏は暑いが、川は涼しく心地よい。夏の釣りは鮎釣り一択と思うほど、涼しく、楽しく、美味しく最高だった。近所の川に週に3回は釣行した。炭火焼台も100均の網と植木鉢と板金で自作して、美味しくするために火力や魚との距離、焼き時間等、テストするのも楽しく20回は炭火焼きしていたように思う。釣りが好きな人なら鮎釣りは体験するべきだと思う。鮎釣りは毎日やっても夢中になってしまうほどに楽しく人生を豊かにしてくれる。

能登の海について、地震で隆起した直後、生き物の気配がなくなり荒野のような海岸になっていたが、それから時間が経つにつれて、徐々に豊かな海に戻りつつある。頻繁に能登の海、特に隆起の激しかった外浦に通っていると自然の変化がはっきりとわかることがそれを目の当たりにできること自体が非常に興味深く感じている。隆起してからの1年目の春シーズンは、ほとんど生物の気配が無かったが、2年目になると海藻が付き、巻貝、マツバガイ、イソガニ等が目についたが、いずれもサイズは小さい。3年目になるとこれまで目に入らなかった巻貝の貝殻を被ったヤドカリが出現し、その他貝類やカニもサイズが大きくなって、ウニも増えてきていた。もちろん海藻も十分に成長してそれに着く魚や生き物も増えてきた。自然の回復力は思った以上に速い。大きな環境変化によって生物がいなくなった海から、また生物が定着するまでの過程を調査して記録しておくと面白いのではと思った。そこまでできなくてもこの変化を肌に感じて観察するだけでも貴重な体験なので、これを大切にしていきたい。

夏に鮎釣りをしていると河川の荒廃に愕然とすることが多い。特にダムによる自然環境への悪影響を強く感じる。だが、国破れて山河ありというように、これらダムもいずれ維持管理ができなくなり廃止の方向に向かうことだろう。そうなればみるみる内に自然に還っていき魚がはるか上流まで遡上する豊かな河川に戻ることだろう。自然に手を加えてコントロールしようとするよりも、様子を伺うように付き合っていく方が自然のめぐみを享受しての豊かな暮らしになるように思う。災害が起こるときは早めに避難できればそれでいいのではないか。自然に手を加え過ぎることは、世界を荒廃させ、結局は人生の質そのものが低下することになる。これは本末転倒では。

ヒラマサ釣りは、自分でルアーを作れば、これまでとは比べようもないくらいに釣りが面白くなる。トップにすこぶる反応のよいヒラマサやブリは、水面をアクションさせるルアーの釣りで、魚のコンタクトが目視できるので、反応の良し悪しがはっきりとわかるところがよい。

しかもヒラマサという魚は、人の入っていないポイントになると、定着していることがよくあるので、釣れなかったとき魚がいるのかいないのかわからなかったではなく、魚がいる前提が成り立つので、ルアーを数回投げてローテーションし、ルアーやアクションによる魚の反応の違いを確認することができる。

これが成り立つ釣り場を見つけることが大切にはなるのだが、フィードバックループをまわして試行錯誤できれば、釣りはものすごく面白くなる。

最近は、魚のサイズよりも、自分で作った狙いのアクションを引き出せるルアーを使って、魚の反応を伺うことが楽しみになっている。

例えば、形状が異なる同じサイズの複数のペンシルタイプのルアーをそれぞれ数回だけ投げた場合、・無反応、・チェイスだけ、・空振りバイト、・激しいバイトのように魚の反応がはっきりと分かれる。私の自作ルアーのサイズは全て190mmに統一していて、カラーリングも無しなので、色やサイズの違いによる要因を排除できるので、魚の反応の違いは、ルアーのシルエットとアクションに絞り込むことができる。そこで確信に近くわかってきたことは、波動については、ロッドにドン、ドン、ドンと間欠的に伝わる方がよく、ドーのように一定の抵抗がロッドに伝わるものはよくない。だが、大きなリップを備えたミノーのように波動が強すぎるものもあまりよくない。最も食いがよかったタイプのルアーはヘッドが大きく入水の際に泡を多く発生させ、かつ左右へのスラロームが比較的タイトで、左右へのアクションの切り返しの際はロッドにマイルドな抵抗が間欠的に伝わる。また、ロングジャークすると、スイミング中にトルネードのようにテールの回転によって、ときどきテールを水面に出して後流に泡を発生するのも効果的。市販のルアーは大抵、テールが絞りこまれているが、逆にテールを太くすることで後流に水の渦や揺らぎや泡を発生させやすくなる。10月下旬にこのテールが太いルアーで、これまで経験したことのない引きの強い魚が掛かりロッドを立てられずにのされてしまい糸を物凄い速度で出され、魚がボトム付近に到達しそうなときに、ドラグを絞めたときに高切れしてしまった。ドラグ値は12kgほどだった。

このとき使用していたのはPE4号で強度は30kgほどのライン。この程度で切れるのはおかしいと思い、ラインシステムの強度テストを行うと、ラインメーカー表記強度の5~6割で破断する。FGノットは85%の結束強度があるはずだが、なぜ。そこでライン単体で強度テストすると、メーカー表記強度の7割ほどで破断する。何度か使用したラインなので、劣化していたのかとも思ったが、新品のラインのあまりが少しあったのでこれで強度テストすると、これも同じく7割で破断。ラインの強度がMAX表示だったので、強度にバラツキがあるのかとも思ったが、ネットで調べてみると、新品のライン強度はMAX値の7~8割ほどになるとのこと。これまでPE4号に限界の引っ張り強度を掛けたことがなかったこともあって気にしていなかったのだが、PE4号でメーカー表記30kgの強度があったとしても、実質強度は21kgでFGノットの結束点強度は17kgになる。ラインの部分劣化や、ドラグ締め込みによる瞬間的な負荷増加等を考えると実際の破断は、さらに低い強度になると思われる。特に今回は、PE4号と8号の結束点で切れていたようであり、PEとPEの接続についてFGノットは相性が悪く、7割ほどで切れることも多い。(実際にテストして確認)PEとPEの接続はPRノットの方がFGに対して2割ほど強度が高くなったので、これからはPRノットにしていく。

ヒラマサは、なぜルアーにバイトするのか?先人の方が見つけてくれた水面を泳がせることが効果的なことは間違いないのだが、同じく水面を泳がせてもバイトするルアーの有無がわかれる。人間からするとわずかな動きの違いに感じるルアーがヒラマサからすると大きな違いに感じているのかもしれない。同じ条件の海はなく、同じ場所に同じタイミングで異なるルアーを投げることもできないので、科学的には探れない。だが、それでいいとも思う。魚は生き物であり、機械ではない。個体差もあるし、学習もするし、理由のない気まぐれな行動もあるかもしれないし、長期的には世代を重ねての遺伝的変異も蓄積し進化していく。わからないからこそ、いつまでも飽きないともいえる。人間の一生の中でヒラマサとかかわれるチャンスはそれほど多くはない。それでもいい。自分でつくったルアーを使って少しの手がかりでもいい、ほんのわずかでも魚、ヒラマサのことが理解できたらと思う。

ちなみに鮎釣りをしていてもわかることは、オトリ鮎を泳がせていると魚も個々に性格が違うこと。ヒラマサも個々に性格は違い、バイトしやすい、掛かると根に向かう、沖に向かう、手前にくる等、個々に行動は異なると思う。個々に行動が異なる方が生物として生存に有利だからと考える。

2026秋の釣果

90、85、60cm台は数本、ゲストで良型ヒラメ。

ゲストで釣れた68cmのヒラメ

コメント